質屋を始めるのにはどれくらいの資金が必要なのでしょうか?開業するにあたって必要な許可や資格はあるのでしょうか?ここでは、質屋に関するベストな開業資金やどのくらいの資金が必要なのかなどを紹介します。
ベストな開業資金はどれくらい?
ちょっと調べてみたところ、質屋を開業するには、大体1,000万円~3,000万円程度の資金の用意が必要です。理由は土地代や備品などの初期投資が必要です。さらに開業してからはすぐに利益が出ないので、従業員を雇おうとする場合は、人件費を確保しておかなければならないため、大金が必要になります。
高価ブランド品を扱う場合
開業後はブランド物や高価な商品を扱うため、さらに資金が必要になります。できるだけ土地代や備品代はセーブしてブランド品をオークション市場から仕入れる金額を残しておく必要があります。
質屋は、お金の融資もしているので、ある程度の余剰資金を用意しておくこと大事です。余剰金は「まさか」の事態が起こったときに対処するためのもの。ギリギリの資金で開業すると、最悪の場合廃業に追い込まれてしまう可能性もあるため、余剰金は必ず確保するようにしましょう。
許可や資格にはどのようなものがあるか?
質屋を開業するには、質屋営業許可が必要です。なぜなら質屋はあずかった商品を担保にお金をかしだすため許可が必要になります。
この許可を取得するためには、公安員会への届け出が必要です。届け出をした後も防災設備や保安説部、質蔵などの設備がしっかりと整っていないと許可がおりないそうです。
開業資金や仕入れ費用を集める方法
質屋を開業するには、決して安くない資金が必要になってきます。その資金集めですが、大きく分けて2つあります。
銀行で借りる
銀行から借りる場合、社会的信用や返済能力の有無などを審査されます。さらに、開業資金で借りるのであれば事業計画の提出を求められるでしょう。具体的に書かれていないと、それだけで借入を断れてしまうことも少なくないそうです。
家族や知人から借りる
中には家族や知人から借りようと考えている人も多くいるでしょう。ですが家族から借りる場合、正式な借用書などを揃えておかないと、後になって、贈与税の対象とされてしまう可能性があります。
資金だけでなく経験も必要
質屋を開業するなら経験も必要になってきます。お客さんの中には精巧につくられたコピーブランド品を持ってくる人もいます。それを見抜けずにお金を貸してしまった場合、多額の損失を被ってしまいます。どれくらいが妥当な価格を正しく判断することが必要になります。そのため、真贋を見抜ける経験が必要になってきます。もし、不安であれば古物販売のサービスを使うことも考えましょう。仕入れや出品管理など様々な作業を代行してくれたりオークションの様子を確認できたりと、古物販売のノウハウを学びながら運営することができます。エコリングtheオークション | ブランド品の仕入れ・卸ならエコオクはリアルタイムの古物ネットオークションですが、まさに古物販売の常識が変わるサービスです。
まとめ
質屋を開業するには、不測の事態に対応できる資金と質屋営業許可が必要になります。ブランド品の仕入れや市場の動向をにらんで、きっちりとした開業後のプランを考えましょう。自分で計画を立てるのが不安なのであれば、専門家に相談しながら開業を進めるといいでしょう。