イヤイヤ期の対応で知っておきたいこと

ママを悩ませるイヤイヤ期

子供は2歳になると「イヤイヤ期」と呼ばれる時期に突入してしまいます。
イヤイヤ期になってしまうと、子供は何をやっても何を言っても嫌がってしまうため、ママは子供の対処法にかなり手を焼いてしまいます。

あまりにも子供のイヤイヤ期がひどくなってしまうと、ママの精神的な負担も大きくなってしまいます。
しかしそこで感情的になって叱っても仕方がありません。
では実際に子供のイヤイヤ期にどう向き合っていけばよいのか見ていきましょう。

イヤイヤ期の原因は?

子供にイヤイヤされてしまうと、子供が自分に対して反抗しているとイライラしてしまうこともあるかもしれません。
しかし子供のイヤイヤ期というのは単なる反抗期とは少し異なる意味合いを持っています。

2歳児のイヤイヤ期というのは、子供が自我に目覚めたことによって起こる現象です。
自分でやりたいという気持ちがあるにも関わらず、両親が手を出してしまうために子供はそれに対する葛藤を嫌という気持ちで表現しているからこそ起こっています。

この月齢の子供の脳というのは、未発達な部分も多く感情を司る部分の発達が未熟です。
そのため自分で自分の感情を上手く抑えることができなくて、イヤイヤと言ってしまう事態が起こってしまいます。

イヤイヤ期にどう対処していく?

イヤイヤ期に対処する場合、取り乱した子供を対処するためにまずすべきことは落ち着ける場所に移動することです。
外に居て人目も多い時に騒がれると、親も集中して適切な対処ができなくなります。
それを防ぐためにも静かな場所でしっかりと子供と向き合いましょう。

そして子供が嫌だと思った気持ちを肯定して、落ち着かせてあげるために優しくトントンしてあげましょう。
子供の気持ちを否定したり、怒っても子供はさらに機嫌を悪くさせたりより泣いてしまうだけです。

そして最後にすべきなのが子供の気持ちの切り替えです。
ある程度子供の状態が落ち着いたら「家に帰って美味しいオヤツを食べよう」など子供が楽しいことに意識を向けられるように提案しましょう。
そうすることで、子供の意識は次の楽しいことへと向かっていきます。

イヤイヤ期が収まらない時は?

人によってはなかなかイヤイヤ期が収まらないというケースもあります。
しかしイヤイヤ期自体は子供の正常な発達の証であり、それを無理に抑え込むことは子供の発達を防ぐことに他なりません。

だからこそ、大変なイヤイヤ期は子供にしっかりと寄り添ってあげましょう。
そうすれば、子供は自分が大事にしてもらっているという感覚を持つことができるようになります。
ついつい焦る気持ちが出てきてしまうかもしれませんが、長い目で見て対処しましょう。