認可保育園と認可外保育園の違いとは

認可保育園とは

認可保育園というのは児童福祉法によって定められている基準を満たしたことで国から認可された保育園のことをさしています。
保育される人数に対する保育士の人数や施設の広さに加えて設備なども法律によって決められています。

基本的に認可保育園の運営は国や自治体から運営費を支給してもらうことによって運営が成り立っています。
また、認可保育園では子供が入園できるかどうかを自治体が選考して決めています。

子供が入園できるかどうかの選考は、どれだけ保育を必要としているかというのを点数で計算しています。
この点数が高い方が保育を必要としているという風に見られるため、点数が高い人の方が保育園に入りやすくなります。

認可外保育園とは

認可保育園に対して認可外保育園というのは、国の基準を満たしていない保育園です。
国の認可基準を満たしていないと聞くと心配になるかもしれませんが、きちんと知事からの認可は受けてます。

東京では認証保育園というものがありますが、これは認可外保育園にあてはまります。
また企業側が従業員が利用するために設置している企業主導型保育園なども存在していますが、これも認可外保育園に当てはまります。

認可外保育園というのは認可保育園とは異なり保育料やサービス内容などを保育園側が自由に設定することができるという特徴もあります。

認可保育園と認可外保育園の保育料の違い

認可保育園の場合は、その家庭の所得や子供の年齢によって決められています。
所得が高い家庭の場合はその分保育料が高くなりますし、手かかかる月齢の低い子供の方が保育料が高い傾向にあります。
認可保育園の場合は自治会からの補助金もある分保護者の負担が軽いのが特徴です。

それに対して認可外保育園の保育料というのは認可保育園とは異なり、世帯年収が保育園に反映されるということはありません。
認可外保育園では、各保育園で金額が定められているのでそれが保育料になります。

認可保育園の場合は35,000円~55,000円に対し、認可外保育園の場合は50,000円~70,000というのが相場です。
年収・月齢によっても認可保育園には変動がでます。

保育料を考えて働く

保育園に子供を入れる場合、保育園に支払う保育料というのが発生しますがそれは決して安いものではありません。
毎月1人あたり3万円程度の支払いが必要であることを考えると、収入が少ない場合はそれだけ負担になるということです。

基本的によほどのことがない限りどの家庭でも収入から保育料を払っても赤字になるということはそうありません。
しかしパートで働く場合は収入の20%~50%は保育料の支払いにかかると考えておきましょう。

月々どれくらい働いて、どれくらいの額を保育料として支払って手元にいくら残るのかというのを大体把握しておけば、ある程度生活のイメージもできると思います。