子どもの遊び食べをやめさえるには

子供の遊び食べ

子供が食事の時に落ちついて食事を食べることができない・食べている途中で子供が立ち歩きをしだすということはありませんか。
子供が集中して食事ができないのは、自分が作るご飯に問題があるのではと気に病んでしまう方もいるかもしれません。

子供がご飯を食べている途中で、別の行動を始めて食事が進まないという状態のことを遊び食べと言います。
遊び食べが始まるのは、自分でスプーンやフォークなどを使って食事ができるようになるころです。

食事をちゃんとしてほしい親御さんからすると、非常に気になってしまう行動です。
毎回こんな調子だと、きちんとご飯に向かい合ってしっかりと食べてほしいという気持ちにもなってしまうでしょう。

なぜ遊び食べをするのか

子供が遊び食べを行うことが多い2歳~3歳の時間というのは、子供の脳の成長が著しい時期です。
自分で好きなように動くことができるようになっている時期でもあるので、興味が湧いたものに対してすぐに反応してしまいます。

また、気になるものができると反応しないと気が済まないという状態に陥ってしまいがちです。
食事中に興味が湧くものが出れば、その都度気が散ってしまうため食事に集中することができません。

この時期の子供は食事への認識が大人とは違います。
食事の時間が決まっていることも分かっていませんし、お腹がすいたらまたご飯が食べられると思っています。
そういった認識から遊び食べをしやすくなっています。

遊び食べの対処法

まず遊び食べをやめさせるためにはできるだけ食事の時間を固定することで、食事の時間が限られていることを認識させましょう。
また遊び食べで怖いのが食べ物で遊んで周囲を汚すことですが、周囲を汚してもいいように準備をしておくことも大切です。

子供が食べてくれないと、無理にでも食べさせたくなってしまいますが無理に食べさせようとすると、食事に対して嫌なイメージを持ってしまいます。
無理に食べさせようとはせずに、食べてくれたら褒めるということを意識しましょう。

さらに、子供がご飯を食べるまで粘ってしまう方もいるかもしれませんが30分以上は粘らず、時間がきたら片付けるようにしましょう。

開き直りも大切

遊び食べは親がしつけをしたら治るというものでもありません。
そのためムキになるよりは、子供の好きにさせようくらいの開き直りも大切になってきます。

食事に集中させるためにはテレビを消すことと、遊ぶのを防ぐために食事の前にはおもちゃを片づけておくことが大切です。
汚れが心配な方は、拭くためのシートや食事用のエプロンもあるので活用することで心配もなくなります。

例えば、子供が疲れると食事に集中できないタイプなら遊びに行ってから食べさせるのではなく、体力がある遊びに行く前に食べさせるなどの工夫も取り入れてみましょう。