仕事でありがちな嫌なこととは
接客業の仕事をしていて、よくありがちな仕事上の嫌なこととはどんなことでしょう。
例えばとんでもなく理不尽な要求をし、断ると逆上してこちらが折れるまでクレームを言い続ける人や、「客は偉い」という態度で接してくる人、そして接客で忙しいところにかかってくる営業電話など、イライラすることは結構たくさんあります。
理不尽なクレームを対応した後は、どんなに気持ちが強い人でも気分が落ち込みます。
中には捨て台詞を吐いていく客もおり、それにも逆らわずに黙っていなければならないため、イライラは頂点のはずです。
そんな時でもお店には次々とお客様が来られるため、対応しなければなりません。
怒りで顔が引きつっていたり、イライラが顔に出てしまったりでは次のお客様に良い接客ができません。
すぐに気持ちを切り替えたいが、どうすれば良いかわからないという人も多いでしょう。
もし仕事で嫌なことがあっても、すぐに気持ちを切り替える方法を知っていれば、新しいお客様を逃すことなく対応できるかもしれません。
気持ちをすぐに切り替える方法とは
クレーマーに暴言を吐かれて凹んだとか、怒りで震えているような時でも、気持ちを切り替えて最高の笑顔を見せる方法があります。
それは、アンカリングを用いて行う方法です。
アンカリングのやり方は、嫌なことがあったらまず理想の自分を思い出します。
過去の体験に遡り、自分が一番輝いていた頃を探すのです。
これは忘れられないという感情を伴うものが良いです。
何度でも思い出せるものを探すのがコツです。
次に、アンカリングの刺激の方法を決めます。
これは体に刺激を与える方法で、自分のやりやすい方法ならどんなものでも良く、例えば膝をつねるとか、人差し指と親指で輪を作る、手のひらを指で押すなどです。
決めた動作を行うと、理想の自分を思い出すようにするのです。
この動作は、指輪に触るとか腕時計に触るなどに決める人がいますが、それらを付け忘れると実行できませんので、ものに触る刺激方法は避けた方が良いでしょう。
やり方としては、最初に決めた理想の自分になりきる直前に体に刺激を与えます。
嫌なことがあった→感情を高めていく→ピークになる直前→刺激→ピークを迎えるという流れです。
いきなりアンカリングはできるものではありません。
毎日練習することでできるようになるので、嫌なことがあってもなくても練習することをおすすめします。
刺激して感情をどうにかするなんてできないと思われているのですが、そんなことはないのです。
これができるようになると、たとえお店で嫌なことがあってもすぐに気持ちを切り替えられて、笑顔で接客することができるでしょう。