お客様の喜びは自分の喜び
接客業は、お客様が望んでいることに対して応えるのが仕事です。
少し難しいなと思える要望であっても、自分にできる最大限のことで応えるように努力します。
しかし、接客業を始めたばかりで経験がないとか、考えが及ばないことが原因でうまくいかないことがあります。
そんな時は落ち込んでしまうものなのですが、担当したお客様が自分のしたことでとても元気になったり、感謝してくれたりするとうれしく感じるものです。
自分の仕事がお客様の喜びとなると、それはやりがいにつながります。
接客業は毎日人と接するため、とても気を遣い、常に気持ちが張りつめた状態です。
そのため、精神的にも身体的にも疲れてしまい、仕事を続けられず辞めてしまう人も多いです。
しかし、そんな人もまた同じ仕事に戻ってきたり、別の接客業に就いたりすることがあります。
お客様が喜んでくれたというのは自分の喜びでもあり、その感動が忘れられず、接客業に就こうと考えるのです。
見られることで意識が変わる
接客業はお客様と常に関わる仕事であるため、お客様と気持ちよくコミュニケーションが取れることが大切です。
お客様に合わせて話す方法を変えてみたり、話していて心地よいと思ってもらえるよう言葉遣いを変えてみるなどの工夫が必要です。
また、お店や扱う商品の雰囲気に合ったメイクを行い、お客様が嫌な気持ちにならないよう身だしなみに注意をするようになります。
さらに立ち振る舞いも美しくないといけないため、その点にも注意するようになります。
人と関わる仕事をすると、常に見られていることを意識するためだんだんと美意識が高まってくるでしょう。
特にアパレル関係の場合、そのメーカーのものをきれいに着こなし、お客様にイメージを伝えることになるため、極端に体型を変化させるようなことは避けなければなりません。
体型を維持し続けることも、重要な任務と言えるでしょう。
自分が成長できる
接客業に向いている人は、人に何かしてあげるのが好きであるとか、人と関わるのが苦にならない、そしてお客様が何を望んでいるかを早く気づくことができ、周囲に気配りできることなどが挙げられます。
もちろん、これらの要素が自分にはないという人でも、接客業をやってみたいと考えているならチャレンジしてみるのもアリです。
最初はうまくいかないことが多いかもしれませんが、だんだんとコツがわかってきます。
自分が客だとしたらこうして欲しいと思うことを、お客様にすれば良いのです。
経験を積んでいくうちに、お客様から「ありがとう」と言ってもらえたり、うまく接客ができ、同僚に褒められたりした時に感じるやりがいはとても大きなものになるでしょう。